
職員の旅費についての質問
目次
職員の旅費について

小笠原です。
私は職員の旅費に関することを質問していきたいと思います。
【質問①】県職員が出張し宿泊した場合において、宿泊料実費が旅費条例に規定する宿泊料を上回る場合、どのような取扱いとなるのか伺いたい。
何でもかんでも高い時代になってしまって、ガソリンもそうだし、米もそうだし、いろんなものの値段が上がって大変なんですけれども。
例えば旅費に関しても、宿泊料がすごく上がっている。
特に東京など都市圏のほうに行くと、インバウンドも増えているという中で、数年前に比べても1.5倍とか2倍近くに上がってしまっているわけですね。
その中で、職員の方々も出張に行かれたりというのはあるんですけれども、規定されている宿泊費の上限を超えてしまったりとか、そういうことも多々あると思うんですね。
そうした中で、どうしても時期の関係で、なかなか部屋が見つからないとか、安めの部屋が見つからないという中で、高い部屋に泊まってしまったとなったときに、県の職員が出張して宿泊した場合において、宿泊料の実費、それが今現在定められている旅費の条例に規定する宿泊料を上回ってしまった場合、どのような取扱いをなさっているのかお聞きしたいと思います。
回答:菊池人事課長
- 職員の旅費に関する条例では、出張する職員が条例の規定による旅費により旅行することが当該旅行における特別の事情により、または当該旅行の性質上困難であるという場合には、任命権者は、知事に協議して定める旅費を支給することができることとされております。
- よって、宿泊施設の料金の実費が条例の定額を上回る場合において、用務先との間の距離や交通手段などの関係で、当該宿泊施設を利用することについて、公務上の必要性があると認められるときは、知事への協議を経て、実費相当額が旅費として支給されており、基本的に職員の自己負担が発生しないように運用されているところです。
- なお、このような旅費の調整に係る知事への協議への対応については、実務上は人事課において処理しているものです。
【質問②】宿泊料の額を引き上げることを考えているか伺いたい。
きちんと届出さえすれば、基本的には負担がないような形で行っていくということでした。
国のほうで、昨年12月ですか、これだけ高騰している中で、国家公務員の旅費を来年度から実費にしていこうということも決まったと思うんです。
そうした中で、県のほうでもどう対応していくのかということもあったりするんですけれども。
物価高騰しているから実費にしていくのか、宿泊料の規定の額を上げていくのか。
そうしたことを考えているのかお聞きしたいと思います。
回答:菊池人事課長
- 宿泊料の額については、旅費条例において宿泊地に応じた定額を定めているところですが、国では、令和7年4月1日から現行の定額支給から上限つきの実費支給に改めることとしておりまして、こうした国の見直しの内容や他の都道府県の状況を参考にしながら、今後検討していきたいと考えているところです。
今も一応、申請すればということですけれども、1回1回申請するのもなかなか手間がかかることでしょうし、職員の方々の御負担にならないように、料金のところ、考えていっていただければと思います。
【質問③】旅費条例の規定では車賃が1キロメートルあたり25円だが、その根拠について伺いたい。
今、宿泊料のお話をしましたが、次に車賃に関することをお話ししたいと思います。
ガソリン代が本当に高くなっていて、私の近所のところだと172、3円ぐらいで比較的安い、クーポンなどを使うと169円ぐらいになるとかあるんですけれども、全国的な平均だと180円を超えているようです。2月10日時点で184円とあります。
2008年で全国平均が100円ちょっとで、時期によってすごく油代、ガソリン代がかかってしまうわけです。
そうした中で、議員の車賃も1キロメートル当たり25円ですけれども、職員の方々も25円であると思うんです。
こうやってガソリンが、ばーっと高くなっていく中で、この25円というのもしばらく上がっていなかったなという記憶があるんですけれども、そもそも旅費条例の規定、車賃が1キロメートル当たり25円となっている根拠は何なのでしょうか。
回答:菊池人事課長
- 車賃の額については、私用自動車の使用に係る経費として、ガソリン代、自動車保険料、タイヤ代及びオイル代などを考慮するとともに、他の都道府県の状況を勘案した上で、職員組合の合意を得て決定したものです。
組合の合意を得てということですけれども、そもそもいつ25円になったのか、その前はどうだったのか、こちらもちょっとお聞きしたいと思います。
回答:菊池人事課長
- 改正した時期でございますが、平成19年4月に旅費制度の簡素化や行政改革を推進する観点から、旅費制度全般の見直しを行いまして、車賃については、それまでの国と同額の1キロメートルにつき37円から25円としたところです。
【質問④】最近の燃料費の高騰を受けて、車賃の額を上げるべきと考えるが、県の考えを伺いたい。
平成19年に25円にしてからずっと変わっていないということで、こうした最近の燃料費の高騰を受けて、車賃の額を引き上げるべきだと考えますが、見解はいかがでしょうか。
回答:菊池人事課長
- 車賃については、国では令和7年4月1日から現行の定額支給からガソリン代の実費支給に改めることとしておりまして、このような国の考え方や他の都道府県の状況を参考にした上で、車賃の額を含め、本県の車賃の在り方について、今後、旅費制度全体を見直していく中で検討していきたいと考えております。
全体的に国の動向とかも見つつ、検討していくということですけれども、資料があるんですけれども、各都道府県の車賃に関して、北海道だと1キロメートル当たり37円、東北でも秋田県も37円、山形県も37円。
青森県、岩手県、福島県が同じく25円ですけれども、東北の中でももう少し単価が上に設定されているところもあるし、ほかのいわゆる雪国でも、長野県でも30円であったりします。
やっぱりこういった中で変わらないというのは、職員の方々の負担になってしまいます。
物価高騰というのもどれぐらいまで続くか分かりません。
もしかしたらもっともっと高騰していくかもしれませんし、世界情勢を見ても、油、ガソリンの価格というのはどんどん高騰しています。
ぜひ職員の負担にならないように、今回は宿泊料と車賃の話をしましたけれども、今後また検討していただければと思います。
私の質問を終わります。

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